綴じてるところが影にならないスキャナ

 厚めの本をスキャンするとき,体の硬い人に開脚を無理強いするような感じがいやだった.いやがる本をスキャナに押しつけていると,ガラス天板がスキャナの内側におっこちそうな不安にも駆られる.
 ガラス面に「尾根」があるような,断面が「ヘ」の字のスキャナってないのかなとずっと思ってた.切り妻屋根のようなかたちのスキャナだ.これだと本をむりやり開かずにすむし,とじしろが必ず中央に来るし,垂直線だって傾かない.いいことづくめ.でもそういう製品はみあたらない.
 このOpticbookのシリーズは,スキャナ端のエッジが狭いので,リンク先の使用例ように,本に無理強いをせずにスキャンできるらしい.片側ずつしかスキャンできないが,思ってたものにちょっと近い.どうせならスキャナを傾けたら本が安定するのにって思ってたら,スキャナを傾けるためのスタンドが別売りになってた.やるな.
 いま僕の机ではCanoScan8800Fが稼働しているから買い替えはしない.でも,こんどスキャナの更新が必要になったときは候補にあげるだろう.OptibookはCCDなのも美点.植物をスキャンすることがあるのでCISには用事がない.
 こういう細かな心配りの感じられる製品をつくる台湾メーカーすごいなあ.台湾に行きたくなってきた.