ミミズをみに水族館,虫をみにアートホール

 雨の日曜日.ヤラネバが山積ではあるが,ハッタミミズがいるというウワサの須磨海浜水族園へ.夏休みの休日にああいうところにいくとエライ目に合うということが身に染みてわかった.むっちゃくちゃな人出で,遭難しそうになったけど,無事にハッタミミズをみることはできた.残念ながら体の一部が水槽のフレームに隠れてしまってて,ちょっとその長さがよくわからんかった.でも,泥にもぐるいきものをなんとか見えるようにと工夫された展示のしかたはおもしろかった.その隣に展示してあったヤマビルとか,息を吹きかけてそれを観察できるようにしてあったり.そういった見せる(魅せる)工夫に感心した.
 ついでに,元町駅すぐちかくの学校厚生会館アートホールでやっていた昆虫展も見に行った.6畳用かもう一回り大きいくらいの蚊帳がつるしてあって,そんなかにバッタやらカナブンやらセミやらがいっぱいいる中に人間もはいってむしに囲まれる(虫かごの中に自分も入る)というのがおもしろかった.当直の夜の坊ちゃん状態だ.また,天井からつるしてある布でできた三角柱の中にはいってサナギの気分をあじわう作品があって,ああいうアートと昆虫展示との融合ってたのしい.標本では,シギゾウムシのくちをじっくりと見ることが出来てうれしかった.あれは捕まえたい虫やなあ.