巣箱づくりと巣箱の掃除

 ハニクラ,始動しておりました.ここ2年ほどで得た教訓.新入生の入学式を終えてからでは巣箱掃除がまにあわない.3月のうちにうごくべし.
 2010年シーズン,春の掃除をさぼったら,ほぼ全ての巣箱がスムシの害を受け,阿鼻叫喚となってしまった.
 それで2011年は,巣箱をいくつか新調することにして,2月28日にシナベニヤやらSPF材やら買ってきて,学生3人とともに巣箱を作成した.重箱式をはじめて作ってみた.重箱式巣箱は2cm角材と1×8材で作った.シナベニヤより安上がりだが,歪みのないようにつくるのにコツが要る.従来型巣箱用にはシナベニヤ板を切っておいた.組み立てにはいたらず.このつづきは3月23日に学生たちが完成させていた.これにより新規巣箱3つができた.
 3月25日,巣箱掃除.まず全部の巣箱を点検して,作戦を立てた.スムシの害のひどかったものと巣箱の老朽化のはげしいものを廃棄して新規巣箱と置き換えることにした.11個ほどある巣箱のうち,3つはすでにハチが活動していた.それ以外は空っぽ.僕は1つめの掃除だけ手伝った.午前中に半分の掃除が終わった模様.この日はこれまで.
 4月3日.のこりの巣箱の掃除を決行.今年のハニクラ部員は積極的にうごける学生で,たいへんすばらしいことに新入生をあつめてきてくれた.新入生7〜8人と2年生3〜4人で残りの巣箱掃除を完了した.
 バーナーで巣箱内をあぶると,でてくるでてくる.スムシがうようよ.
 ハチがすでに活動していた巣箱は,巣箱内をバーナーであぶるわけにはいかないが,床板だけはきれいに掃除した.床の巣クズにすでにスムシが何匹もいた.いやん,って感じだった.
 掃除が十分にできなかった巣箱(ハチがもう活動していた巣箱)は,早めに収穫してしまおう.昨年,順調そうに見えた巣箱が6月末ごろにスムシにやられて崩壊した経験をしている.なので,5月末ごろに早めの収穫をしてみようかな.掃除のできた巣箱は夏まで温存しよう.