学内の鳥の声,西浦のスナビキソウ

 午前中,2人の学生から相談をうけた.一人はインタープリテーションの授業に関する相談.鳥の鳴き声をテーマにしたインタープリテーションをやってみたいので,まずは学校内で聞こえる鳥の声が何の声なのか教えて欲しいという.それで,40分ほど学内を散歩して,聞こえてきた声をiPodに入れてある鳴き声図鑑と比較しながら確認していった.iPodの鳴き声図鑑はその場での確認が簡単にできて便利だが,ときどき,音漏れしてきた鳴き声にどきっとさせられる.「あ,いまサシバ鳴いた!」と僕がさけんだら「すいません,わたしが鳴らしました」と返されたり.そんなのが2,3回.ややこしー.
 もう一人はこないだいっしょに松帆の浦のスナビキソウをみた学生.彼はネズミムギの存在がスナビキソウにどんな影響を与えているのかを知りたいので除去試験をしたい,という.それで,現場をみながら,どういう調査をするといいか,いっしょに考えることにした.4年前の写真でスナビキソウがたくさんあった場所は,ネズミムギだけじゃなくハマエンドウもマット状に地面を覆っている.ハマエンドウのあるところもないところも含めて,外来種ネズミムギを除去して来年のいまごろに様子をみることにした.卒業研究ではなく,趣味の研究とのことで,どれくらい時間を使えるかは微妙だ.秋以降のネズミムギの芽生えもわすれずに除去しなくては.
 そのあと,西浦の某所へ.ここはスナビキソウがコンクリートの目地から生えているというナゾの場所.
コンクリに生えるスナビキソウ.今日は海がきれいだ!