レポート添削

 担当している演習科目.1年のしめくくりとして報告書を提出してもらう.一昨日がその「報告書(案)」の締め切りだった.これに僕が添削をして返却し,26日までに「報告書」として再提出してもらうことにしている.成績をつけるのは再提出後の「報告書」である.2段階の提出としたのは,分かりやすい報告書の書き方を身につけてもらうため.添削されたのが返ってくるだけよりも,添削に沿って修正して再提出するほうが,ちゃんと身につくだろうと考えてのこと.
 で,一昨日,その添削をはじめたのだけれど,かなりきつい.日本語がひどすぎる(のが混じっている)せいだ.ある程度わかるように書いてあれば,内容や論理構造や文章の改善のための赤入れはやりやすい.が,手のつけようのないときは,なかなかそこまで行けない.しかたなく日曜出勤して添削をするはめに.自分がコンサル勤めだったころの体験に基づいて2段階提出のシステムを思いついたのだけど,へんな日本語に苦しめられてると,ちゃんと添削する気がそがれていく.いかんいかん.ちゃんとやろう.
 そういえば,山形大学は,文章の書き方を必須科目として1年次に教えることにしたらしい.以下,毎日.jpの2月8日の記事から引用.

新入生が大学で学ぶうえでのいろはを教える『スタートアップセミナー』を4月から新入生の必修科目とする。専用テキストを作った立松潔教授(経済学)は『文章能力の衰えを感じる。必修にしないと、基礎的なことができない学生が受講しない』と話している。

セミナーは週1回90分にわたって『主語と述語、修飾語と被修飾語は近づける』『話し言葉を持ち込まない』など初歩的な作文方法などを解説。リポートやディベート、情報収集の方法についても図で説明する。

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