演習で鳥見

 1限は演習.全教員によるオムニバス科目で,半期を通じて公園の管理運営についてのプロポーザル書類をつくりあげていくというもの.僕の割り当ては「公園緑地における自然環境保全管理」で2コマ.今日はその1コマ目.公園緑地の自然環境について,調査によって現状を客観的に把握することを出発点として,評価,保全方針検討,目標植生設定,保全目標種の検討,保全を実現するための管理方針の検討,保全対象の利活用などへの展開を論じた.また,環境を把握するための調査方法として,植物以外の生物群の調査方法について説明し,鳥類のラインセンサスを試行した(植物の調査は演習科目でさんざんやっているので省略).
 学内をちんたら歩きながら,鳴き声や目視で確認種を記録していく.なんとも運がよいことに,あるきはじめて5分,上空にオオタカと思しきAccipiterが現れ,ハシブトガラス1羽にちょっかいをかけられていた.
 実習につかった双眼鏡は学校備品のニコンspinoza(8×20).これ,上空のタカをみるにはものたりない.自分が普段つかっているシェルテにくらべても劣る.そのシェルテもかれこれ12年ほど使い倒していて,そろそろ後継を導入したいところ.