ダイハツ・バスケット つづき

 19日に書いたバスケットのエントリーのつづき.
 21日にプレスデイがあったので,各メディアに会場での実車写真が掲載されはじめている.また,ダイハツホームページでは,プレスデイ以降,モーターショーのスペシャルサイトが掲載され,バスケットの動画が見られるようになった.これらを見ていると,事前のプレスリリースの5枚の写真よりも,さらにかっこうよくかわいらしく見える.また,いかにも現実的であることもわかる(同じく参考出品のDecaDecaが非現実的なのと較べてみ).19日のエントリーでは十分な衝突安全性を獲得することが難しそう,といったことを書いたが,いろんな写真や動画をみていると,AピラーもBピラーもごっついことに気付かされた.それで,もしかして十分な衝突安全性能はすでに得られているんじゃないか,という気がしてきた.ダイハツには同じプラットフォームのオープンカー(コペン)があることだし,実は完成しているということはあり得そう.そこで,念を送っても現実的には意味がないので,市販されたらぜひ買いたいというメールをダイハツに送ってみた.バスケットを欲しいとおもっている同志諸君もブログでつぶやくだけでなく,お願いメールをぜひおくってみたらどうかと思う.
 海外メディアでのバスケットの評判を見てみたら,シトロエンメアリ・ミニモーク・フィアット500ジョリーと似ている,と書いてあるのがあった.ミニモークや500ジョリーはオープンではあるがピックアップ的ではないのでちょっとちがうと思うが,メアリはたしかに近い.その路線でいくならルノーロデオも挙げてほしかったと,ルノーファンとして思ったり.
 クローズドにした姿はポーターに似てると19日に書いたが,よく考えるとかつて軽自動車ではあのスタイルのピックアップは一般的で,いろんな車種があった.ダイハツフェロー,三菱ミニカ.スズキスズライトのピックアップなどがそうだ.これらの軽ピックアップは1970年代いっぱいで路上からはほとんど消えていたと思う(幼少の私の記憶).1980年代以降はスズキマイティボーイが唯一の軽ピックアップだったが,マイティボーイはクーペベースらしいスタイリッシュさがあり,前述のバンベースの朴訥なピックアップたちとはちょっと雰囲気がちがった.バスケットのピックアップ姿は1970年代までで消えた朴訥なピックアップを彷彿とさせる.ポーターに似ていると言ったのはダイハツには申し訳なく,フェローピックアップに似ていると言うべきであった.屋根がおもいっきり開くことから,フェローピックアップとフェローバギーの“おいしいとこどり”(しかも40年ぶり)というところか.
 乗り物を熱く語るのはやめたほうがいいと思っているんだけど,またやっちゃった.