ダイハツ・バスケット

 東京モーターショーにダイハツが参考出品しているバスケットというクルマに興味津々。スローライフとかいうチャラいコピーは気に入らないが、軽くて小さくて屋根が開くという点で僕が常々ほしいと言っているものに限りなく近い。側面下半身はルノーキャトル。全体に昔のダイハツタフトからヘビーデューティ成分を除去した感じ。バモスホンダ(もちろん1970年の)にもあい通ずるコンセプト。ダッシュボードとハンモックシートは初代パンダのまねっこ。オープン状態でリアシートを倒すとピックアップになるというのはシトロエンC3プルリエル。ピックアップ時の雰囲気はポーターにも似ていそう。僕の好きな車の成分がてんこ盛りではないか。数年前まではスズキにKeiかラパンをベースにピックアップ(マイティボーイの再来)を作ってもらいたくて浜松に念を送っていたが、いまやスズキはニッチ車種を売るメーカーではなくなっていた。池田にバスケット市販化のための念を送ることにするか。ほれほれー。うってくれうってくれうってくれーーー。
 写真や記事を見てあえて難点をあげるとすれば、(1)パーキングブレーキは足踏み式でなく手で引っ張るタイプにしてほしい、(2)コラムATじゃなくフロアMTにしてほしい、こういう変なクルマをほしい人はけっこうMT派がいるはずだから(根拠レス)。そのくらいしか難点をおもいつかん。あとは屋根をFRPでなくABS樹脂にしたほうがリサイクル性がいいんじゃないかとか。
 市販予定のない「参考出品」だけど、久々に本気でほしいと思った車だ。もっとも、こんだけの開口部のあるボディでは衝突安全基準を満たすのが難しそうだから、仮に評判がよかったとしても市販化は無理かも。素人考えだが。
 こんなクルマでフィールドワークに行ったら楽しそうだなあ。あ。C3プルリエルでもええのか。いやいやいや、高いがな。