部門ゼミ

 朝8時に出勤.ゼミ発表の準備がぎりぎりになっている学生の質問に答えたり.
 学生が「たたかれるからゼミがいや」という.が,批判を受けていろんなものを得るのがゼミ(それを叩かれていると感じるかどうかも本人次第で,優しいアドバイスでも叩かれていると感じる人もあり,また,たしかに,叩いているように聞こえるアドバイスもあるが).発表に対する批評や批判はあくまでも発表の内容に対するものであって,発表者(の人格)を対象としているわけではない.それを知っておれば,ゼミで叩かれることも(そりゃちょっとは痛かったりへこんだりするにしても)いやがるというほどのものでもないよ.また,批評批判を受ける側だけでなく,する側もそれを踏まえておくことは必要だよ.というのは,議論における基本中の基本であると思うが,そのことをはっきりと認識していない学生は多い.僕自身,学部卒業したころまではこの大事なことを知らないままであった.なので,このことは毎年1回は学生に伝えないといけない.