うろこ雲,稲刈り,モズの高鳴き

 学生の卒業研究の調査に同行した.一昨日は夏日だったが,今日はすっかり秋の風が吹いている.そらには秋らしいうろこ雲.
 調査では圃場整備後の水田とそうでない水田を巡っている.見た目が丸いので未整備の水田と思ってでかけていっても,田んぼの持ち主に聞いてみたら圃場整備をしている場合がある.行政主導の土地改良事業ではなく,農家が所有する何枚かの田んぼを1枚にまとめるような小規模で個人的な圃場整備があるようだ.地元の人は圃場整備のことを「マチオコシ」と呼んでいると,聞き取り調査にでかけていた学生が教えてくれた.
 淡路島ではもう稲刈りがはじまっている.今日は刈った稲をウマにかける作業をしているのを2箇所でみた.2mほどの竹竿3本を三脚にして田んぼに打ち込み,2つの三脚に数メートルの長い竹竿を渡してウマにしている.三脚と三脚の中間にも,二本の竹竿を交叉させただけの簡単な脚をつくり,長い竹竿を支えるようにしていた.ウマの脚を田んぼに打ち込むカンカンという音が田んぼのまわりに響き渡っていた.
 モズの高鳴きを聞いた.今年はじめてだ.