いまはいんてこるの準備

 昨日からいんてこるのポスターづくり.じわじわと進捗させている.このタイミングで研究室のエアコンが2日前からこわれてしまい,そこへ指して外が雨天だったりするもので蒸し暑くて難儀している.今日はからっと晴れたので,それほど蒸し暑くはないかんじだ.からっとした晴れはきもちがいい.

 ここ1ヶ月,なにをしていたかというと.
 7月いっぱいはなんだかんだで授業に追われた.文科省から,半期15回きっちり授業やらんかいワレ!というひどいひどいお達しがでているために,7月27日まで授業をやっていたのだった.とりあえず新規科目の半期を乗り切った.レジュメをみなおしてみるといろいろと改善すべき点がある.来年度はもうすこし講義にストーリーがあってもよいと思うし,盛り込み忘れたことがらもあるので,そのあたりは整理してなおしておくひつようがあるだろう.
 演習科目では,草原管理をしているところで事後調査をおこなったりしてそれなりにおもしろくやっていた.草原管理の演習についてはまた書くことがあるだろう.
 それはともかく,半期15回きっちり授業やらんかいワレ!というお達しはほんとうにひどいひどいと思う.大学生はありあまる夏季休暇や冬季休暇を活かして,長期の旅行で見聞をひろめたり,ボランティア活動にせいをだしたり,へんなアルバイトにせいをだして世の中の現実に気付かされたり,あぶく銭を手にしてディープな趣味につっこんだり,そうやっていろんな体験をするものだと思うが,そういう機会が奪われているようだ.まあそれでもおもろいヤツはおもろいことにせいをだすと思うが,ちゅうとはんぱな人までがおもろいことをできたのがこれまでの大学であったのではないかと思う.総じて,社会のおもろいヤツ濃度が低下していく原因をつくっているのではないか.なんとなく,ぼくが中学生のころの,髪の長さや学ランの裏地やズボンのポケットの形やらタックの数まで決められていた,あの悪夢のごとき校則とおなじかおりが大学からただよい始めていて,ちょっとおしりのほっぺたがかゆくなる.

 そういえば,7月の末日には紀要に投稿した.原著ではなく資料だが.

 それからこの1ヶ月のあいだに命の洗濯もなんどかやった.そのうちのひとつは京セラドーム大阪にサイモンとガーファンクルのコンサートをみにいったことだ.とてもとてもとても楽しいコンサートだった.この日(7月13日だ)は午後から半休をとってぶらぶらと出かけたのであった.会場について押し寄せる観客をみて,その年齢層の幅広さに,予想通りではあるが感心した.上は80才以上とおぼしき方がちらほらと見受けられる.いちばん頻度の高いのは団塊世代で,ぼくはかなり若い部類.さらに若い20才くらいの子もちらほら.はばひろい.ろうにゃくにゃんにょ.1曲目の旧友〜ブックエンドのテーマは,この日のために数十年も前につくったんではないかとおもうほどよい味を出していた.古い曲は短いので,つぎつぎといろんな曲をたのしめる前半であった.ご高齢のお二人なので,中盤ではそれぞれのソロ曲を3曲ずつくらいやっていて,交代で休憩をとっていた.アートのソロはよくしらんのだが,ポールのソロはどれもよく聞いていたなじみの曲でたいへん楽しめた.ボーイインザバブルもグレイスランドもとても好きな曲なので嬉しかった.Still crazy after all these yearsのあとでアートがもどってきたときには,どんだけアートのこと好きやねんとつっこみたくなった.アンコールのボクサーではテルミンがちょこっとだけ使われていて笑った.ほんの8小節分くらいだったと思うが,そのためだけにテルミンをもってきていたのだった.最後はもっとも好きな曲のひとつ,愛しのセシリアであった.愛しのセシリアでアリーナはみんな立っておどっていた.ろうにゃくにゃんにょ,みんな.たのしかった.会場で,40年前のサイモンとガーファンクルのライブのCDが売られていたのでそれを買った.ここ1ヶ月のヘビーローテーションである.