里山林を管理する演習(1), 小学校でのプログラムの準備

 1限は部門ゼミ.
 2限と3限は里山林を管理する演習.今日はその第一回目.現場へ行って毎木調査をして,その結果をもとに管理計画を立てるというもの.ところが,調査がおもいのほか手こずり,今日は調査だけで終わってしまった.来週は第2回.いよいよノコで木を切る予定だが,そのまえに,管理方針を考える時間を取る必要がでてきた.2限の調査はあっというまにすぎさって,大量のつみのこしとともに3限に突入.3限の終了時にもまだ若干の調査がのこっていたので,4限の科目を履修していない数名に手伝ってもらって,調査を完了させた.手伝ってくれた人たちにはジュースで労をねぎらった.ケーキもつけるべきだったが,山の上のこととて,学食が閉まるとケーキの入手は叶わない.
 現場は学内の二次林.ヒサカキがえらい密度で生えているので,これを除伐する必要があるだろう.三田市などで行われている里山林管理では,常緑・つる・ササを除伐するやりかたがとられている.一方,今回の対象地の場合,高木層もふくめ,落葉樹と常緑樹が混在するのがもともとの姿のように思われる.それに,出現頻度の低い常緑樹は切るのがおしい.というわけで,数の少ない常緑樹種はのこしながら,明るい林を目指すことを考えてみたい.たとえば,ヒサカキを切るだけでどのくらい明るくなりそうか,というのを,今回の毎木調査の結果から示せるような解析をしてみることに.
 2限から4限まで森の中で調査をしていたせいで疲れたのか,5時頃に研究室にもどってしばし意識がとぶ.
 夜になってから,明後日に控えた小学校での環境学習プログラムの準備.昨年のものを修正しながら作成.