びわ色

 某学会の情報誌の編集.印刷屋さんから最終校正紙(頁を通したもの)が送られてきた.その中に,今号(13号)の表紙の色を決めるための色見本が同封されていた.30色ほどの選択肢から「びわ」を選んだ.これは,編集作業が遅れついにはびわの季節にまでずれこんでしまったことを表現しているという説と,単に淡路で編集したことにちなんだものという説がある(淡路はびわの産地なので).この次の14号が予定通りに3月発行になった暁に表紙がさくら色や桃色となるかびわ色となるかで,どちらの説が正しいかが判明することになる.
 ちなみに1号から12号までは,みどり・もえぎ・もえぎ・不明・空・空・レモン・藤・藤・浅黄・浅黄・浅黄と来た.長く寒色の時代がつづいていた.
 最終校正紙をチェックして問題がなければ,印刷がはじまる.今日はそのチェックをした.表紙や目次でごく少数の要修正箇所があったが,大きな問題はないので,週明けにすぐにでも印刷にかかってもらえそうだ.今月中にはびわ色の冊子を会員のお手元にとどけられると思う.
 今回の例では,入稿から2ヶ月で最終校正にこぎつけた.組版して印刷発行するまでにまだ日数がかかるだろうから,次回,入稿から印刷発行まで3ヶ月を見ておく必要があるようだ.となると,12月末,おそくとも年明け早々には入稿する必要がある.
 ところで,ことしはもう4回くらいびわを食べた.びわは少し値が張っても,おおきいものを選んだ方がいい.大きいびわも小さいびわも中のタネの大きさはほとんど変わらないので,ちいさいびわは可食部が少なくてがっかりするのだ.