畦畔草原の孤立残存植分

 棚田巡りで見た風景.大規模な土地改良事業で,もとの地形がわからないくらいに地形を改変している.一様でなだらかな傾斜地にしてある.そんななか,造成をまぬがれて島のようにうかんでいる場所がある.墓地である.この墓地周辺にはもとの植生が残されている.ほかにも,この周辺では急傾斜であるために圃場整備の対象外とされた箇所がいくつかある.このような場所が,もとの植生を残す孤立植分となり,また,もとからあった種のソースとして機能するかもしれない.
 

大規模な圃場整備事業


墓地とその周辺の草原が島状に残されている
関係ないけど,背景の海面にはノリ養殖の筏が浮かんでいるのが分かる.もうすぐノリの季節はおわり.