プレパの準備,擬態,マムシ

 試験時間以外はいよいよ来週にせまったプレイパークの準備.いろいろと細かいところを詰めていく.プレパの午前中に実施する「探検」のネタ確認のため現地へいった.実習林をひとまわり.
 でっかい蛾の幼虫を発見.めだま模様だけでなくウロコ模様まである.なんかマムシにそっくり.マムシに擬態しているのだなこれは.捕まえようとすると,蛇の頭の部分をブンブンと振り回す.おもわず手を引っ込めてしまう不気味さだ.よくできてる.対捕食者対策としては目玉模様だけでもよさそうなのに,ここまでマムシそっくりな模様・色彩になるとは,進化っておもろい.あとで調べたら,ビロードスズメっていう蛾のようだ.
 林床をすごいイキオイですべるように蛇行している小さな生きもの発見.ムカデかとおもったが,よくみると蛇.首うしろの白い模様がちらっとみえた.ヒバカリだ.蛇すきなのでうれしくなってつかまえようと追いかける.うしろでみていた学生が「それは毒のないへびなんですか?」と聞くので,「毒ない.ヒバカリはちょーおとなしいラブリーな蛇やで」と振り向きもせず,ヒバカリ追いかけながら答える.そしたら学生が「じゃあ,こっちの蛇は?」と聞くから振り向いたら,すぐそばにマムシがいた.びっくりしてヒバカリつかまえ損なった.もしかして,ヒバカリがすごいイキオイで走ってたのはマムシから逃げてたのかも.そんでぼくがヒバカリとマムシの間にわってはいって,マムシのごはんを横取りしようとしてたのかもしれないな.あーびっくりした.って,ヒバカリとかマムシはもっとびっくりしてるんだろうけれど.マムシはそのあと,しっぽのさきっちょをビービーならしながら,ガラガラヘビ状態で退散していった.退散していくマムシを学生たちと見送った.
 ウラジロの葉っぱでグライダーをする.プレパで実施するあそび.ふと思い立って,葉っぱ2段つけた状態のウラジロも飛ばしてみた.複葉機.これでもちゃんと飛んだ.サンダーバード6号だ,っていっても若い学生には伝わらないのであった.