出張、人と自然の博物館

 恐竜発掘で注目をあびている兵庫県人と自然の博物館まで出張。往路、明石海峡大橋から眼下をながめれば、いかなごの船曳網漁の漁船が何組も出漁しているのが見えた。海峡には多数の船が行き来している。海峡を縦断して神戸港・大阪港へ向かう船、神戸港・大阪港から瀬戸内航路で四国・九州方面へ向かう船、海峡を横断するフェリーや高速船、そして海峡で作業をしている漁船や遊漁船である。
 博物館での作業の合間、昼休みに企画展「クリプトガミックボタニー」を見学した。クリプトガミックボタニーとは、花をつけない植物(およびかつて植物とされていた菌類)、菌類・藻類・蘚苔類・シダ類などを総称することばだ。これらの美しい写真、模型、きのこ染めの布、きのこ染めの布でつくったきのこ、画期的な方法によってつくられたうつくしいきのこ標本などなどが展示・解説されていて、シダ好き、コケ好き、きのこ好きにはたまらん企画展かと思う。うちの学校には、苔玉クラブなるクラブ活動があって、苔の園芸利用に興味をもっている学生はけっこう多い。そういう学生にもぜひ奨めておこう。
 ところで、上のリンク先は、ひとはくの公式ホームページではなく、朝日新聞での紹介記事にはった。ひとはく公式ホームページでは、企画展のちらしpdfが示されるだけだった。それよりは朝日の記事のほうが見やすくてよかった。せっかくの企画展なんだから、ひとはく公式ホームページでも展示内容のさわりの紹介をするとか、あるいはちらしの内容をhtmlで掲載するとかすればもっといいのに。と、ひとりごとひとりごと。一方のアサヒコム、こちらは記事で紹介している相手に対してなぜかリンクを張らないという問題点がある。URLを表示してあることもあるがなぜか全角表示でリンクははっていない。なんでネット上に記事を載せるのに、インターネットの特性を利用しないんだかわからない。