インキュベータのテスト

 先月研究費で購入したインキュベータは内部に照明装置がない。そこであとづけの照明装置をとりあえず入れてみた。公費で買い物できる近所のホームセンターに行って汎用の蛍光灯を買ってきた。設置して照度をはかってみると、シャーレ上面で10000ルクスくらい。十分だろう。つぎに蛍光灯を点灯した状態での冷却性能をしらべた。エアコンの温度設定を高めにして室温を高くしてから調査をした。蛍光灯を点灯するのは昼間温度の設定なので、自分の用途では5℃までさがれば十分である。これも合格点。ただ、温度むらがあるので、庫内の空気をしっかり攪拌しないといけない(インキュベータに内蔵のファンだけでは攪拌しきれていない)。博士課程での指導教官はインキュベータに小型扇風機を入れていたので、僕もおなじようなのを探したが、学校の近所のちいさなホームセンターでは手頃な小ささのものがなかった(わざわざ倉庫にあった夏商品の箱をあけてもらったけど)。学校の廃棄物置き場をみてみると、古いパソコン何台かに廃棄予定の札がつけられている。これのクーリングファンをはずせば、ちょうどいい大きさの攪拌用扇風機になるんじゃないか。あしたやってみよう。
 照明装置については、理科機器のカタログには、熱を発生しない特殊な蛍光灯が出ていた。でも汎用蛍光灯にくらべて値段が10倍(必要量を購入したら15万円になる)で3000ルクスくらいしかないとのことだったので、とてもじゃないが手が出ないのでやめた。