クリスマスパーティでふたご座流星群に遭遇

 学生主催のクリスマスパーティに誘われて参加.学生寮の集会室で手作りのパーティ.夜も更けて,眠くなったひとから帰っていく.学生のAさんは「じゃあおやすみー」って帰っていったが,しばらくしたら戻ってきた.
「みんな.流れ星がすごい」

 そういえば今日はふたござ流星群の極大だった,と別の学生が応じた.そうか.そうだったか.うっかりわすれてた.Aさんはつづけた.「ほんとにすごい.いまちょっと歩いてただけで2つみた」
 「なんと!それは見にイカネバ」
 何人かの学生といっしょに寒空の下に飛び出して,車の来ない暗いところで地面にねっころがる.ここ数日の雨のおかげでエアロゾルの洗い流された夜空はすごい.どこまでも深い漆黒に無数の星.それだけでも見る甲斐があるというのに,ああ,流れた.ああ,また流れた.すげー,こんどのは明るい.
 何年か前の獅子流ほとではないが,待つほどのこともなく,つぎつぎと星が流れる.しかもひとつひとつの流星があかるい長い,そして流星痕シャンパンの泡みたい.なんてきれい.いい日にパーティしたもんだ.さいこーのプレゼントかも.
 「こたつこたつこたつっ」 
 こたつを欲しがってる男子学生が星に願いをかけていた.

 寒空の下,だんだん体が冷えてくる.15分か20分ほど居て20〜30個の流星をみて,暖かいパーティの部屋にもどることにした.女子学生Mさんは「いやーすごかったなー.あんだけ流れたから空の星が減ったかもなー」
 冗談か本気かわからんところがあたまいたいぞこのやろー.