竹林管理

 火曜の必修の演習.午前中は別件会議のために参加できず.学生は落葉樹の剪定作業の実習をしていた.
 午後は竹林管理.学校の近隣の大きな公園敷地内の二次林で竹林の拡大が生じている.ヤマザクラなどの生えている二次林に入り込んだモウソウチクが猛威を振るっているのでこれを除伐する管理作業.担当教員のFさんから,除伐に適したシーズンについて,モウソウチクの生活環にあわせて説明があり,さらに竹材をとるために適切な竹の密度や,筍をとるために適切な竹の密度について聞く.また,じっさいの竹林拡大の現場で,管理済みの区画と放置区画を見比べる.さいごにヤマザクラを覆っているモウソウチクを伐り倒す.
 作業地は急傾斜地.モウソウチクを伐り倒すときは,谷側に倒すのはたいへんほねがおれる.山側に倒すようにするほうが楽.山側に倒すというよりは,根元を谷側に引きずるようにして倒す.なぜかというと,放置竹林は竹の密度が高いため,伐っただけでは倒れないし,押したって簡単には倒れない.で,根元を引っぱって引き落とすように倒すことになるが,たかさ10mを超えるモウソウチクはけっこう重い.谷側に倒そうとするなら根元を持って斜面をのぼらないといけない.それはあほみたいにしんどい.山側に倒すなら,根元をもって斜面をくだればいい.もちあげた竹に押されるようにして斜面を降りるのはらくちん.
 演習が夕方におわってからHTMLづくりのつづきをやって,完成したらもう8時まわってた.
 研究関連でやりたい作業があったが,今日は着手できず.研究関連のヤラネバやヤリタイがたまってきた.論文の改訂と,草原Aの室内作業と,草原Bの室内作業と,海岸草原の外来種の現地調査2件.そのほかもろもろ.