講演・パネルディスカッション

 勤務先がとある事業に採択されてて,それ関連のシンポジウムで講演.大学による地域課題解決への貢献がテーマ.
 僕に出されたお題は,淡路キャンパスでの教育・研究活動を通して見えてきたこと,というものだった.僕自身が感じている地域の課題について12分の持ち時間ちょうどでしゃべった.詳細はまたこんど書くかもしれない.
 パネルディスカッションでは,「農村などの地域に学生が入り込んでフィールドワークをするにあたり,学生にどのような素養を期待するか」というむずかしい玉がとんできた.うまく打ち返せず.あとから考えてみるに,学生ってこっちの期待してるところができなくても意外なところですばらしい面を開花させてたりする.そういうのが毎年つづくので,なにかをとくべつに期待するところがだんだんなくなってきたような気がする.いい意味でもわるい意味でも学生は想像のナナメ上をいくことがあるし,そして,僕自身があまりできた人間でないものだから,自分を棚に上げて,こんな素養をもっとけよ,なんか言えん.

(追記)その場では、生き物のことだけじゃなくて社会のしくみにも興味が向く人、どこに働きかければ保全の実現に近づくのかということを考えられる人、ということを言ってしまったが、それは僕がつねひごろ自分に足りてないと思っているところなので、そんな大層なことを期待されても学生は困ることであろう。