チキチキマシーン覚書。こんどこそ完治?

 10月27日に部品が来ないと書いた、その後のチキチキマシーンの覚書。
 結局その翌日28日に部品(オルタネータ)がとどいたので修理工場に持って行った。検査の結果こんどのオルタネータはちゃんと発電する正常なものだった。11月の初旬に退院。しかしベルトがときどき鳴く。とくにヘッドライトをつけるなど電気を使って負荷が増えると鳴く。でもまあ大丈夫そうだ。
 が、11月第2週あたりから、ブレーキを踏むとラジオが切れる例の症状が再発する。この症状が出るのはヘッドライトを使う夜だ。やはり電気を多く使うときはベルトがスリップして発電が追い付かないようだ。朝は問題ないからだましだまし使っていた。ところがそのうち昼も夜もベルトが鳴くようになる。11月第3週の夜、ついに走行中にラジオが切れヘッドライトが暗くなり、明らかに発電してない感じで、いつ止まるかどきどきしながら自宅駐車場までたどり着いた。それっきりセルは回らなくなった。放置して出張にでかけた。
 出張からもどった11月27日、再々々々々入院。結局この1年は入退院の繰り返し。ベルトが泣きまくって発電不十分っていうのが最初の入院理由だった(10月9日の日記参照)。1年かけて振り出しにもどった。
 さて、今回のベルトの鳴き&発電不十分の理由はなにか。ベルトそのものに問題がありそう。チキチキマシーンにベルトは2本。まず1本目がクランク軸の回転をウォーターポンプとクーラーのコンプレッサーに伝える。つぎに2本目がウォーターポンプから回転をもらってオルタネータに伝える。2本目はオルタ交換のときに新品に変えているので問題なさそう。どうも1本目がスリップしていたらしい。そういえば忘れかけていたけど思い当たる節がある。再々々々入院の直前(10月)、夏でもないのに上り坂で水温警告ランプが点灯したことが1回あった。その時は電装系と冷却系は無関係だと思ってたから、発電不良とは別の原因による別個の症状と思って、そのまま忘れてた。でもあれはどうやら同根だ。1本目のベルトがスリップしてウォーターポンプを回せないから冷却不足になり、ウォーターポンプが回らないからオルタネータも回転できなかったわけだ。(おそらく電気の要求が大きくなるとオルタの回転抵抗が増し、2本目のベルトを介してウォーターポンプにブレーキをかけ、そのために1本目がすべってたんだと思う)
 たしかに1本目のベルトの周囲はスリップで発生するゴムのカスが大量に付着してる。これはチキチキマシーン(ルノー4)の持病といわれていてクラブの会報とかMLでもときどき話題になってた。自分の車では18年間はこの問題に当たらなかったけど、18年(車齢23年?)14万kmでついに来た。
 ルノー4のこの持病にはいろいろ原因があるようだが、後付けのクーラーがよろしくないらしい。後付けクーラーのコンプレッサーのプーリーがクランク軸やウォーターポンプのプーリーとすこしずれてて、1本目のベルトはラインがいがんでいる。また、コンプレッサーの位置が高いせいで、ウォーターポンププーリー全周のうち1/4くらいしかベルトがかからない。さらに、3つのプーリーの溝断面の形状が微妙にちがっててベストなベルトがなんだかよくわからないので、まちがったベルトを選ぶ可能性がある。
 純正はコグベルトらしいが、うちの車をみてみるとコグじゃないのがかかってた。今回はコグベルトにしてもらった。12月7日に退院。いまのところベルトはなかないし、ブレーキ踏んでもラジオ切れない。こんどこそこんどこそ完治か?
 そして、そうこうするうちに車検がもうすぐ切れる。滋賀県の主治医のところに出したいけど、乗って行ける日があるのか。なにより滋賀まで無事に自走できるのか?
 2013年はうちのチキチキマシーンは厄年だったようだが、来年はすっきりとたのしく乗りたいものだ。