授業だらけの日

 2限は生涯学習コースの授業.里地の草原のなりたちと現状のお話しをしたあと,草原再生実験サイトの見学.ヤマハッカとツリガネニンジンが見頃.カヤネズミの巣(採集しちゃったやつ)も見てもらった.
 3〜4限は大学院の演習科目.公園計画のプロポーザル書類を作成するオムニバス科目.僕の担当は,公園内での自然環境保全について.この公園は,県が実際に島内に計画中のもの.里地里山の自然環境が豊富にのこっている.ただし,放置されて時間がたっており,相応に遷移がすすんだものとなっている.今日の講義では,現地を散策しながら,公園内での保全や植生管理およびその利活用の考え方について,僕の考えていることを伝える内容とした.事前調査の植生図だけでは見落とされるような微細な環境(たとえば,水田跡地のちょっとした水たまりとか,から石積みの石垣など)をきちんと保全管理計画に載せていくためにはどうすればいいのか,とか,保全管理を来園者向けのコンテンツとして魅力ある楽しいものにするにはどうすればいいかとか,いくつか学生に問いかけている.最終的に学生がどのようなプロポーザル書類を書き上げるのか楽しみだ.
 キノコがたくさんでていた.学生の好奇心旺盛な目はいろんなものをみつけてくれる.アカダマタケとおぼしきキノコがあった.