ホンオ同好会

モッポの漁港のそばの鮮魚店で夕食。神戸大のT先生とその学生のS君、某博物館のK君、その後輩T君、農工大のOさん、草原なかまのKさん、そしてmatsut氏といっしょ。
魚を加熱したもの、というイメージの絵を描いて注文。ほかに刺身もりあわせも。そして、店員さんが「ホンオはどう?」みたいなことをおっしゃったので、ホンオに興味のあったぼくはまよわずいっとけ!。いったい何がでてくるかわくわくしていたら、付け合わせの小鉢もふくめて次の様な内容。
ユムシ(たぶん)、ホヤ、ナマコ、タイラギ、種不明のヒオウギガイのような貝、アワビのなかま、ホンオ、生きているタコ、ヒラメ、現地語でムロとよばれてたハタみたいな魚。以上すべて刺身。火を通したものは、焼きサンマ、なにかのサナギの醤油煮、ヒオウギガイのような貝を焼いたもの、ムロの鍋物。煮豚。
サナギはいかにも虫の味。エビとも共通の甲殻類味に、独特の風味。つりえさのさなぎ粉と同じにおい。わりといける。活きてるタコはおいしい。くちに吸い付く。ユムシは見た目の奇抜さによらずくせのない味。コリコリした食感がいい。ホンオは、もやしもんなどでの書かれ様からかなり気合いを入れて挑んだが、思ったほど臭くなかった。鼻で匂いを嗅ぐとたしかにキャンプ場のトイレの匂い。でも口に入れるとそんなにも気にならない。カマンベールで妙にアンモニア臭いのがあるがそれと同じか、マシなくらい。軟骨かなにかの歯ごたえがおもしろい。
初めて食べるものや、見馴れないものが多く、おもしろかった。Kさん、「文化の違いを見せつけられる感じ」と、うまいこという。


[追記]なにかのサナギは、蚕のサナギだそうだ。どうりでつりえさのさなぎ粉と同じにおいがしたわけだ。韓国では蚕のサナギはよく食べるそうだ。でも韓国の若い女子に聞いたら苦手と言ってた。