レポート地獄,じゃなくて天国

 今日は1限3限4限が演習.3と4は放棄二次林の管理の第1回目ということで,毎木調査やら林床植生調査やらいろいろ.いつも時間ぎりぎりになる回.来年からは林床植生のコドラート数を減らそう.それでうまくいくはず.
 調査では,さいしょに林床植生の調査をおこなう.そのとき,ぜひ残したい個体があれば,その後の毎木調査では踏まないように注意する.注意してたのに.とっても大事にしてたのに.ウバユリがきえてしまったよ.
 昨年度までこの演習科目(草原創出や放棄二次林の管理その他いろいろな実践)では,年度末にコンサルばりの報告書を作成してもらっていたが,その時期,いろんな科目のレポートやプレゼン作成が重複するので学生ふらふらになるし,夜更かししながら半年前のことを書いたりしてるから知識の定着にもいまいち役立ってないし,いっぺんに大きなものを作らせるからスキルアップにもうまくつながっていなかった.そこで今年は毎回1週間以内に速報レポートを提出してもらう方法に変更した.もちろんデータをきっちり図表にしてもらう.こっちは提出期限から1週間で添削して,講評をつけて返却することにした.学生も僕もレポート天国である.知識の定着はかなり改善されると思うし,演習でとったデータが散逸するという事故も防げるし,学生の生な感想を聞けるし,なにかとメリット多い.講評はつめこみすぎずに,毎回1つか2つのことだけに絞って書くことにした(分かりやすい図表,とか,事実と意見の書き分け,とか).また,学生のレポートの中の興味深い部分を抜き出し,受講者全員と共有するようにした.考え方,ものの見方の多様性が僕的にはおもしろい.