キカラスウリ

 先日,授業(僕の担当ではないが)で学校のまわりを歩いた.キカラスウリがあった.

 キカラスウリの実ははじめは緑で目立たないが,

 熟れると鮮やかな黄色をまとって自己主張する.

 開けるとタネのまわりにねっとりとしたワタ(胎座とよばれる部位だと思う)があり,口にしてみると甘くておいしい.

 味は柿ににている.いっしょに食べた10人ほどが全員納得するくらい柿ににている.ねっとりとしているので熟柿の味と食感だ.はじめて食べた.アケビよりも僕好みの味だ.ワタを口の中でしゃぶりつくしてぷっぷぷっぷとタネを吹く.サルのいない淡路島ではヒトはキカラスウリの重要な散布者かもしれない.いや,テンだろうか.それともやっぱりカラス?

【追記】あ.ちょっとまちがえた.淡路島は南の方にはサルいます.でも餌付けされてる.完全な野生個体群いるのかな.