はちにさされた

 今朝,赤いカブにのって通勤中,顔に虫がぶつかってきた.信号あとの加速中でスピードがたいしたことなかったので,虫は死なずにぼくのおでこを這っている.そのうち,めがねのツルの隙間からヘルメットの中にもぐり始めた.風圧がそれを後押ししたのか,虫は奥に挟まっていく感じ.つぃーー,つぃーー,という羽音.あまりに狭いヘルメットの中でもがいているらしい.そして,ぼくのコメカミに針を刺す痛みがはしった.なんの虫かわからんかったが,ハチだったか.とりあえず,左によって停車.ヘルメットを脱いだらハチは飛んでいった.色合いはミツバチっぽかったが,はっきりとは見えず.まあ,痛みの程度からいっても,アシナガでもスズメでもないことは確かだ.どっちも経験あるけど,こんな程度の痛みではない.それほど恐いハチではないだろうから一安心.
 とはいえ,ミツバチだとしても,ほっておいたら翌日あたりにすごく腫れてかゆくなった経験がある.まずバックミラーでよくみたら,針が残ってるようだったので,これを払いのけた.本当はつまんで抜く方がいいのだけど,バイクのグローブをはずすのをめんどくさがったら,結果的に払いのけた格好になってしまった.それから少しでも毒をぬいておこうと絞ってみた.が,やってみたら分かるが,コメカミって絞れない(ね.いまやってみた人,絞れなかったでしょう).まあできるだけ絞っておいた.
 いま夜だが,痛みもかゆみもない.絞った甲斐があったか.