雑誌略号に翻弄される

 投稿していた論文の初校がきたのでチェックした.行またぎの単位がいくつかあったので朱筆を入れた.悩むのは,「5年」といった単語が行またぎになっているとき.これも単位の行またぎと同じ扱いでええのかな.事務局からは,引用文献の雑誌名を省略形で書くように指示があった.しかし,マイナーな紀要なので略号がわからない.ISO方式の省略形を書けばいいかと考えたが,そのための準拠資料が手元になかった.結局,予想されるいくつかの略号をグーグルでフレーズ検索して解決した.しかし,このような略号は,こんどは読者が困るもとになると思う.紙面の節約にはなるだろうが,あまりよい文化ではない気がする.あるいは,学会誌ウェブサイトで,その雑誌が引用文献欄で用いたabbreviationの網羅的な対応表を提供するとよいかもしれない.abbreviationをネットで検索していたら,それらしきことをやっている学会のホームページがあったように思う.
 引用文献の表記については,前々から気になっている形式がある.書籍引用のときに,書籍の総ページ数を書かせられるタイプのものだ.あれ,なんのイミがあるんだろう.めんどくさいだけだと思うのだが(発行所の地名については無意味とは思わないが).