2019年10月5日ANA1853.伊丹-青森(その1:大阪~滋賀)
植生学会に参加するため弘前へ。往路、伊丹から青森まで、ANA1853便、Q400の窓から見た景色の覚書。
この路線はJALとANAが就航している。使用機材は、JALはエンブラエル190(ジェット機)で、ANAはボンバルディアQ400(プロペラ機)だ。Q400に乗るためにANAを選択した。というのは、プロペラ機はジェット機よりも飛行高度が低いため、窓からの景色を楽しむのに向いているから。
飛行経路は、伊丹を離陸して淀川を遡上、琵琶湖東岸をかすめ、岐阜を縦断して北アルプスをかすめ、糸魚川あたりから日本海へ出て、秋田で再び本州上空に入って青森へ至るというもの。
大阪~滋賀
淀川デルタ
淀川大堰と西中島のヨシ原・干潟
城北ワンド
鳥飼車両基地
新幹線って長い。最奥の1編成は立体交差をくぐってくねってる。かっこよい。
大津市田上山のはげ山のなごり
かつて軍馬の産地だったから、ここが馬の町として発展したのだったっけ。軍馬をつくっていた時代は、この町にはたくさんの牧野があって、草原生植物の宝庫だったのかもしれない。
周囲の田んぼは圃場整備がされているが、河川の付け替えは行われず蛇行している。写真の上の方の蛇行部では、蛇行跡部分が樹林となっている。気になる平地林・河畔林。行って見てみたい。
繖山(きぬがさやま)
学生時代にこの山で山火事があり、その際、砂防緑化として上空からシナダレスズメガヤなどの緑化植物の種子が播種された(航空実播工)。播種後の植生を調べて保全生態学研究に載せてもらったけど、あのサイト、あれから15年ほどたってどう変わっただろう。
内堀の内側はさすがによく保存されてるけど、外堀と内堀の間は意外とたくさんのグランドがある。うち2つは中学校と高校のもの。
鈴鹿山脈の稜線を境に、滋賀県側に雲があり、三重県側にない。鈴鹿山脈が雲を堰き止めているように見える。画面左奥の雲のかかっていない山は養老山地。